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こんにちは、りんです。
ロンドン中心部から電車で40分〜1時間のところにある、豪華な宮殿、“Hampton Court Palace (ハンプトンコートパレス)”を紹介します。
豪華で贅沢な内装、手入れされた広大な庭が魅力で、ヘンリー8世が6人の妻と暮らしたことで有名です。
宮殿内にはヘンリー8世とその妻たちに関する情報もたくさんあり、王室の人間らしい側面を見られるのも大きな魅力です。
1. Hampton Court Palace とは?
“Hampton Court Palace (ハンプトンコートパレス)”とは、1514年に、Yorkの大司教で王の主任公使であったThomas Wolsey (トマス・ウルジー)によって建てられた豪華な宮殿で、豪華な内装と広大な庭が魅力のロンドンの定番観光地です。
建物が完成してすぐここを気に入ったヘンリー8世がこの宮殿を所有、生涯6人の妻を連れてこの宮殿で暮らしました。
その後ウィリアム3世とメアリー2世が王位を継いだ1689年、宮殿は建築家Christopher Wren (クリストファー・レン)によって増築されました。
そして1838年にヴィクトリア女王によって宮殿は一般開放され、今では多くの観光客が訪れます。
Christopher Wren (クリストファー・レン)は過去に紹介したSt Paul’s Cathedral(セントポール大聖堂)やSt Dunstan in the East Church Gardenの建設にも携わった有名な建築家です。
- 規模 小★★★★★大
- 見る時間目安
2時間〜半日程度 - 入場料
大人 29ポンド (オフピーク時26.3ポンド)
※シーズンによって割引あり。詳細はこちら (公式HP) - 営業時間
10:00-16:00 (最終入場15:00) 公式HP参照 - 公式HP
https://www.hrp.org.uk/hampton-court-palace/#gs.1e9l0i - 予約
要 (3. チケットの取り方 参照) - オーディオガイド
有り(日本語もあり) - 住所
Hampton Ct Way, Molesey, East Molesey KT8 9AU イギリス
オーディオガイドは宮殿内のショップで借りられます↓
オーディオガイド↓
2. Hampton Court Palace への行き方
住所:Hampton Ct Way, Molesey, East Molesey KT8 9AU イギリス
ロンドン中心部から(例):”Water Loo” 駅からSouth Western Railwayで36分”Hampton Court”駅から徒歩10分
電車の乗車券はSouth Western Railwayの公式HP、もしくはヨーロッパ鉄道予約サイトOmioで予約できます。
ヨーロッパの電車の乗車券・特急券の予約はOmioがオススメです。日本語対応で駅と時間を入力するだけなので操作が簡単です。
Omioの操作手順
1. Omioを開き、出発駅と到着駅、日時を入力して検索する
※画像はセントパンクラス駅からエディンバラへ行く場合
2. 検索結果から乗りたい電車を選択, クラスやオプションなどを選択する
3. 指示に従って個人情報、支払い情報 (カード情報)等を入力
4. 予約完了
ヨーロッパ旅行では欠かせない、信頼と実績のあるサービスです。
“Water Loo”駅から行くときの電車↓
駅に日本語の案内もありました↓
3. チケットの取り方
チケットは公式HPやTrip.comなどの予約サイトから取ることができます。※Trip.comは日本語対応
シーズンによっては割引もあるので、よく確認するようにしましょう。
①公式HPから
1. 公式HPにアクセスし “BUY TICKETS”を選択
※割引チケットがある場合はこの画面で下にスクロールすると選択できることがあります。↓
2. カレンダーから日と時間を選択↓
3. 対象チケットと人数を選択↓
4. ガイドブックを購入するかどうかを選択↓
5. 指示に従って個人情報やクレジット・デビットカード情報を入力↓
6. 購入が完了するとチケットが送付されます。チケットに記されたバーコードを見せて入場します↓
②Trip.comから (日本語で予約可能)
チケットはTrip.comからも購入することが出来ます。
日本語で手っ取り早くチケットを購入したい方におすすめです。
リンク先の検索窓に”Hampton Court Palace”もしくは”ハンプトン・コート・パレス”と入力すると検索結果で出てきます。
4. Hampton Court Palace の見どころ
4.1. ヘンリー8世が6人の妻と暮らした宮殿
ヘンリー8世はここで6人の妻と過ごしました。この宮殿ではその6人の妻との歴史についても知ることができます。
一部を紹介↓
Great Hallに入る直前、左側のアーチの上に、ヘンリーの1番目の妻、Catherine of Aragon (キャサリン・オブ・アラゴン)のザクロの紋章が見えます。
また、2番目の妻Anne Boleyn (アン ブーリン)は不倫がヘンリーにばれ、処刑されてしまいました。
3番目の妻、Jane Seymour (ジェーン シーモア)はヘンリーの待望の息子であり、後継者であるEdward (エドワード)を出産しましたが、そのわずか12日後に亡くなりました。
4番目の妻、Anne of Cleves (アン・オブ・クリーブズ)とはわずか6ヶ月で離婚しています。
5番目の妻Katherine Howard (キャサリン・ハワード)はヘンリーと結婚した時はまだ10代で、ヘンリーとは30歳以上も歳の差がありました。
不倫がヘンリーにばれたキャサリンは王室の夫に近づき許しを乞おうとして、廊下を叫びながら走ったといいます。彼女の幽霊は今でも出没していると言われています。
1543年に、ヘンリーはKatherine Parr (キャサリン・パー)と6度目にして最後の結婚をしました。
紹介したのは一部ですが、宮殿内の展示やオーディオガイドには他にもヘンリー8世とその妻たちに関する情報がたくさんあり、そうした王族の人間らしい側面を見られるのも大きな魅力の一つだと思います。
一方で、普通では考えられないくらいの贅沢な暮らしをしていたことが分かるのも、ハンプトンコートパレスを見る上で面白い点です。
ヘンリーと3番目の妻 ジェーンと息子エドワード ※ジェーンは実際は出産12日後に死去↓
宮殿では今でもこの廊下で体調不良に陥る観光客が圧倒的に多いのだそう。
広大な敷地を有するハンプトンコートパレスの中で何故この小さな範囲に?と不思議なのですが、ここは前述した通り、ヘンリーに不倫がバレた5番目の妻、キャサリンが叫びながら走ったとされる廊下であり、今でもここに幽霊がいるからではないか?とのこと・・
本当にここで具合が悪くなる人が多いのであればちゃんと原因を調べた方がいい気もしますが・・
4.2. Great Hall (グレートホール)
ハンプトンコートパレスの中心部に位置するGreat Hall (グレートホール)は王室の使用人のための大きな食堂として使われていました。
また、演劇、ダンス、仮面舞踏会にも使用され、あのウィリアム・シェイクスピアもここでA Midsummer Night’s Dream(夏の夜の夢)を演じました。
ヘンリーが2番目の妻、アンとの結婚を祝うためにアンの紋章を屋根に追加し、ホールの端にある木製のスクリーンにはHとAの文字を刻まれています。
壁にはブリュッセルで作られた、羊毛、絹、金と銀の糸で織られた、創世記のアブラハムの人生を示すタペストリーが掛けられています。
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4.3. 豪華な内装
ハンプトンコートパレスは非常に豪華な内装が魅力です。
ここで暮らしたヘンリー8世やウィリアム3世のプライベートダイニングなど、当時の暮らしがいかに豪華で贅沢出会ったかを見ることができます。
現在では違和感がありますが、当時は王室の食事を一般公開し、見に来た観客を囲みながら王族や貴族が食事をとる、というイベントもあったそうです。
4.4. ヘンリー8世のキッチン
この巨大なキッチンでは、1530年からおよそ200年もの間、訪れた著名なゲストやここで働く使用人のために、200人以上もの料理人が毎日800食もの食事を作っていました。
巨大な鍋が大量にあり、これらの鍋を一気に火にかけていたため、鍋の発する熱でキッチン内は物凄く暑かったそうです。
毎年130万本もの薪が消費されていました。
4.5. ハンプトンコートガーデン
ハンプトンコートパレスを囲む広大なガーデンも観光スポットとして非常に有名です。
ガーデンの地図はこちら (公式HP)でダウンロードすることができます。
庭には、農産物を栽培するロイヤルキッチンガーデンをはじめ、カフェやテニスコート (今とは異なる昔のもの)があるティルトヤードガーデン、20世紀に造られたローズガーデン、ヘンリー8世によって造られた紋章庭園、ウィリアム3世とメアリー2世によって造られた噴水庭園など、様々なエリアがあります。
とんでもなく広いので覚悟して挑みましょう。
ヘンリー8世によって造られた広大な紋章庭園↓
ウィリアム3世とメアリー2世によって造られた噴水庭園↓
“世界一大きなブドウの木” として2005年にギネス登録され、今でも収穫された実がショップで販売されています↓
宮殿の北には植物で造られた世界最古の巨大な迷路があります。
1838年に宮殿が一般開放されて以降、最も人気のあるスポットです。
この迷路は、アン女王の庭師ヘンリー・ワイズによって造られ、ジェローム・K・ジェロームの人気小説 “‘Three Men in a Boat (ボートの3人男) “にも登場します。
迷路自体は15分くらいでクリアできます。
お子様向けにはTHE MAGIC GARDENというキッズエリアもあります↓
5. まとめ
“Hampton Court Palace (ハンプトンコートパレス)”はロンドン中心部から比較的行きやすい、定番観光地の一つです。立派な宮殿と宮殿を囲む広大な庭は一見の価値ありです。
規模は非常に大きく、特に庭はとてつもなく広いので、全部を見て回ろうとすると半日〜丸1日かかるので注意しましょう。
乗車券の予約は日本語対応で操作が簡単なヨーロッパ鉄道予約サイトOmio (公式サイト)がおすすめです。
※右上のメニューから日本語を選択します。
是非、Hampton Court Palaceを訪れてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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