
こんにちは、りんです。
ロンドンのケンジントンにある“Sambourne House(サンボーン・ハウス)”は、19世紀のロンドンへタイムスリップしたような気分を味わえる小さな邸宅です。
壁一面の絵や写真、William Morris(ウィリアム・モリス)の壁紙、美しいステンドグラス、陶磁器、アンティーク家具など、華やかな世界が広がっています。
1. サンボーン・ハウスとは?


“Sambourne House(サンボーン・ハウス)”とは、ロンドンの高級住宅街ケンジントンにある、ヴィクトリア朝時代の暮らしを今に伝える歴史的な邸宅です。
イギリスの有名な風刺雑誌”Punch”で活躍したイラストレーター、”Edward Linley Sambourne(エドワード・リンリー・サンボーン)”が、妻Marionや子どもたちと実際に暮らしていた家です。
サンボーン一家は1875年にこの家へ移り住み、当時流行していた”Aesthetic Movement(唯美主義)”の影響を受けながら、室内を装飾していきました。
館内には、William Morris(ウィリアム・モリス)の壁紙やステンドグラス、アンティーク家具、陶磁器、絵画、写真などが所狭しと飾られています。
豪華な宮殿や貴族の邸宅とは違い、19世紀後半のロンドンで裕福な中産階級の家族がどのような家に住み、どのような生活を送っていたのかを身近に感じられます。
すぐ近くには、画家Frederic Leightonの邸宅Leighton Houseもあり、2つの邸宅をあわせて訪れるのもおすすめです。
- 規模
小★★☆☆☆大 - 所要時間目安
30分〜1時間程度 - 公式HP
https://www.rbkc.gov.uk/museums/sambourne-house - 入場料
大人 12ポンド
子ども 6ポンド - 開館時間
水〜日曜日 10:00am-5:30pm(最終入場 4:30pm)
月、火曜日 休館 - 写真撮影
可 - 住所
18 Stafford Terrace, London W8 7BH - 行き方
High Street Kensington駅から西へ徒歩5分
2. サンボーン・ハウスはこんな方におすすめ!
✔️ ロンドンの有名観光地はある程度行ったので、次は穴場を巡りたい!
✔️ 写真、インスタ映えする綺麗なところに行きたい!
✔️William Morris(ウィリアム・モリス)の壁紙やステンドグラス、アンティーク家具、陶磁器、絵画など綺麗な家具を見たい!
3. サンボーン・ハウスへの行き方
住所:18 Stafford Terrace, London W8 7BH
行き方:High Street Kensington駅から西へ徒歩5分


Leighton House(レイトン・ハウス)と合わせての訪問がおすすめ!
サンボーン・ハウスから徒歩8分のところにある、イスラム美術を取り入れた青いタイル、金色に輝くドーム、モザイク、噴水などが組み合わされた豪華絢爛な空間が楽しめる、Leighton Houseとのセットチケットがお得ですので、セットでのご訪問をおすすめします。
レイトン・ハウス単体:大人14ポンド
サンボーン・ハウス単体:大人12ポンド
レイトン・ハウス&サンボーン・ハウスセットチケット:大人23ポンド
詳細は公式HP参照


4. サンボーン・ハウスの見どころ
“House Beautiful”と呼ばれる美しいインテリア


Sambourne Houseはインテリアが密集しています。
サンボーン一家が1875年に入居すると、当時流行していた“Aesthetic Movement(唯美主義/耽美主義)”のスタイルに合わせて家を装飾しました。
唯美主義とは、簡単にいえば“実用性だけでなく、美しいものそのものに価値を見いだそう”という19世紀後半の芸術・デザインの潮流です。
サンボーンは家の装飾に強い情熱を持っており、ステンドグラスを取り付け、Morris & Co.の壁紙を使用し、家具や陶磁器などを少しずつ集めていきました。
特に面白いのが、当時の”理想的な美しい家”を目指しながらも、サンボーン本人の収集癖によって、とにかく物が多いことで、1877年の記録では、入居からわずか2年ほどですでに50個以上の花瓶、70脚の椅子、約700点もの額装された絵などが置かれていました。



この”物に囲まれた空間”がSambourne Houseならではです。






William Morrisの壁紙


Sambourne Houseでは、William Morris(ウィリアム・モリス)の壁紙を見ることができます。
モリスは、産業革命による大量生産が広がる時代に、手仕事や美しいデザインの価値を重視した人物で、植物や果実をモチーフにしたデザインは現在でも非常に人気があります。
壁だけではなく部屋全体の家具や絵画、陶磁器などと一緒に見ることで、モリスのデザインが実際のヴィクトリア朝の住宅でどのように使われていたのかを感じられるのが魅力です。
The Entrance Hall(玄関ホール)


壁を埋め尽くすように飾られた絵、古典的な金色の鏡、そして踊り場にあるステンドグラスがとても綺麗です。
色鮮やかな床のタイルは建築当初から残るもので、Stafford Terraceが1870年に建設された際、開発業者によって設置されました。
The Drawing Room(応接間)


特に華やかな空間のひとつが“Drawing Room(ドローイング・ルーム)”です。
訪問者に見せるためのショーケースのような空間として設えられていました。
1877年の時点ですでに約250点もの品々が置かれており、その後もリンリーの収集熱によって増え続けました。
妻マリオンは、その収集癖にしばしば困っていたようです。
長年にわたり、この部屋はリンリーの仕事場も兼ねていました。
ピアノはマリオンのもので、彼女は音楽を好み、演奏や歌を楽しんでいました。クリスマスなどには一家がここに集まって祝いました。
家族の日記には、この部屋でダンスをしたことも記されています。
ミュージアムショップ


ちょっとしたミュージアムショップもあります。※カフェはありません。
5. まとめ
ヴィクトリア朝時代の暮らしを今に伝える“Sambourne House(サンボーン・ハウス)”を紹介しました。
規模はそこまで大きくありませんが、壁一面の絵や写真、William Morris(ウィリアム・モリス)の壁紙、美しいステンドグラス、陶磁器、アンティーク家具などが魅力です。
19世紀後半のロンドンで裕福な中産階級の家族がどのような家に住み、どのような生活を送っていたのかを身近に感じられます。
チケットの割引があるので”Leighton House(レイトン・ハウス)”と合わせての訪問がおすすめです。



最後までお読みいただきありがとうございました。
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