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こんにちは、りんです。
今回は毎年7〜9月にロンドンで開催される音楽イベント“BBC Proms(ビービーシープロムス)”を紹介したいと思います。
ピアノソロやオーケストラなど、様々なプログラムがあり、自分で鑑賞したいプログラムを選択するのですが、多くの人にクラシック音楽を楽しんでもらうことを目的に創設されたイベントであるため、初心者でも安心して鑑賞ができ、且つ他の音楽祭にはない特徴があります。
1. BBC Promsとは?


“BBC Proms(ビービーシープロムス)”とは、ロンドン、Royal Albert Hall(ロイヤル・アルバート・ホール)で毎年7〜9月に開催される、クラシック音楽を主とした音楽祭です。
多くの人にクラシック音楽を楽しんでもらうことを目的に創設されたため、他の音楽祭にはない特徴があります。
- クラシック音楽の演奏をあまり聞いたことがない初心者だけど、生の演奏を聴いてみたい!
- ちゃんとした劇場はハードルが高いので、気軽に演奏を聴いてみたい!
ただし、“多くの人にクラシック音楽を楽しんでもらう” というコンセプト上、色々な方が鑑賞に来られます。
門戸を広くしている分、学校行事で観に来ている子どもたちが来ていたりして周りが少々賑やかな場合もありますので、気になる方はご注意ください。



私が鑑賞した時も近くに小学生らしき集団がいました。
2024年7月19日〜2024年9月14日
2. Royal Albert Hall(ロイヤル・アルバート・ホール)への行き方
住所:Kensington Gore, South Kensington, London SW7 2AP イギリス
行き方:
Piccadilly line, Circle line, District line “South Kensington(サウスケンジントン)”駅から北東へ徒歩12分
ロイヤル・アルバート・ホール↓


ホールは色々なイベントで使用されており、テニスの試合にも使われていたようです↓


3. BBC Promsの特徴
1. ホールの収容人数が多い
ロイヤルアルバートホールはクラシック音楽のホールにしては収容人数が多く、通常のホールが2,000名程度収容できるのに対して、ロイヤルアルバートホールは8,000人程度を収容出来ます。
そのため決して音響は良くないのですが、音響に拘らず、多くの人に楽しんでもらうという意図が垣間見えます。
とても広いホール↓


2. 飲食しながらの鑑賞が可能
室内のクラシック音楽コンサートとしては珍しく、立見や飲食(ポップコーン、アイスクリーム、お酒等)しながらの鑑賞が可能です。
ホール内に売店がいくつかあります↓


3. 立ち見席がある
写真の真ん中のスペースに見られるように、立ち見席が存在します。
この立見席は非常にリーズナブルな値段設定となっており、ここからも多くの人に音楽を楽しんでもらいたい、という意図が垣間見えます。
ホール中央にある立ち見席↓


4. 超一流プロから若手まで、様々な音楽家、グループが参加する
BBC promsにはウィーンフィルのような超一流プロから若手まで、色々な音楽家、グループが参加します。
若手演奏家、作曲家の名前を売るイベントでもあります。



過去にはピアニストの辻井伸行さんも演奏しています。
5. プログラムはとても自由
プログラムには細かい決まり、ルールは無く、普通の音楽祭ではないような無名作曲家の曲を弾いたり、アレンジしたり等、実験的なプログラムが多くあるのも特徴です。
4. 予約の取り方
BBC Proms公式HP(https://www.royalalberthall.com/tickets/proms/bbc-proms-24/)から予約できます。
2024年のチケットは5月18日(土)から取れるようです。



既にプログラムは見られるので、鑑賞したい演奏を探しておいても良いかもしれません。プログラム一覧→https://www.royalalberthall.com/tickets/proms/bbc-proms-24/#e2927
5. 当日の様子



私はソロのピアノリサイタルとオーケストラを鑑賞しました。
ピアノリサイタルの様子↓


オーケストラコンサートの様子↓





子どもの集団やビジュアル系バンドみたいな人などが鑑賞されていて、客層が豊かだと感じました。
〜感想〜
⚫︎ベートーヴェンの交響曲1番
・4つの楽章で構成された1つの曲で、通常のコンサートであれば楽章の途中で拍手することはなく、4楽章が終わった所で拍手するのがマナーですが、Promsでは楽章が終わる度に拍手が起き、Promsならではの光景が見られました。(普段クラシック聴かない人が沢山来るからだと考えられます)
・4楽章の出だしで、バイオリンが会話のように旋律を掛け合う小節がありますが、このパートをPromsではバイオリン奏者とお客さん(さくら?)によるコーラス掛け合いにしていました。これもPromsならではのアレンジと考えられます。
⚫︎ヴィヴァルディ 四季
・3楽章×4( 春,夏,秋,冬)の12楽章構成。
・通常は弦だけの楽器構成ですが、マンダリンを加え、実際の曲にはない旋律が各楽章冒頭に加わるアレンジがありました。(ベートーヴェンの交響曲7番の旋律など)。これもPromsならではの実験的な試みと考えられます。
席はこんな感じです↓


6. まとめ


今回は、ロンドンで気軽に行ける音楽イベント“BBC Proms”を紹介しました。
冒頭でも紹介した通り、BBC Promsはより多くの人に音楽を楽しんでもらうためにできたので普段クラシックを聴かない方や、オーケストラ鑑賞の初心者の方でも気軽に行けるのが魅力です。
ぜひ、BBC Promsを鑑賞してみてはいかがてしょうか?



最後までお読みいただきありがとうございました。


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